オーダーデザートスプーン

ちょっと変わった形のスプーンを制作しました。山武市のイタリアンレストラン『 Ushimaru 』さんでオーダーいただいたデザートスプーンです。
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菅原工芸硝子さんのガラスの器に合わせて使います。
アイスクリームが掬いやすく、お客様が楽しめるようなユニークなデザインのものというご依頼でした。
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木の葉をモチーフにしています。右利き(ミズナラ)左利き(ウォールナット)用があります。
塗装には耐久性のあるガラス塗料などを使用しています。
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タモのローテーブル3 -天板鉋がけ

天板の鉋がけです。梅雨時期は鉋も湿度で少し変形して、上手く削れなくなりました。
こういう時は手前にある直角の刃の台直し鉋というのを使います。鉋台を直す専用の鉋です。鉋で鉋を削ります。
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天板を平らにするのに、まず鉋の台を平らにしないと…ちょっとやっかいです。
外国の鉋台は鉄製です。鉄でも狂うから削れる木の方がいい、という考えがあるとか。マニアックな日本人らしいですね。

タモのローテーブル2 -木の駒留

駒留といいます。テーブルの天板と脚を接続するのに使います。
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無垢材の天板は季節によってミリ単位で伸縮するので、ただビス止めというわけにはいかず、力を逃がす構造にしています。
こういった脇役も工夫して作ると、それなりに家具デザインの一部になるような気がします。
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裏だから何でもいいという考えもあるかもしれませんが、裏を見た時に、しっかり作られているなと思ってもらえたらうれしいです。

タモのローテーブル1

タモのローテーブルを製作しています。脚のホゾを加工中です。
このテーブルは丸脚で天板も四角ではないですが、形の成型はホゾ完成後にやっていくことになります。
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二枚目は使っている手道具の写真を撮ってみました。
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上のほうに3つあるのは「毛引き」(ケヒキ)です。材料に正確な直線を刃で引きます。この線を目安にほぞ穴を彫ったりします。
その下は「玄能」です。トンカチとか金槌とは言わないです。結構重いです。重さで打ち下ろして正確に加工する感じですかね。
その下の2本の細い刃物が「白引き」(しらがき)これも材料に直線を引く道具。左と右があります。
あとは鑿(のみ)、ノギス、直角のが「スコヤ」です。自分は平のみは8本使ってます。
ノギスは材料を挟んで0.1㎜台を計ります。家具は0.1㎜台の精度で加工しています。あと0.3㎜くらい切ろうかなとか。
スコヤは見ての通り直角を確認する道具。単純だけどすごく重要。
英語のスクエアが訛ってスコヤになったらしい。面白いです。

ふるさと納税その3

5月から千葉県山武市のふるさと納税返礼品を扱わせていただいています。
こちらはそのひとつ、国産ミズナラのバターケースです。無垢材をくりぬいて製作しています。
使い込んでいくと段々と金色っぽくなっていきます。
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反応も上々で安心しました。少しずつ作品を増やして行けたらと思っています。
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二枚目の写真はウォールナットのバターケースです。こちらはネット通販・イベント出展などで出しています。
ウォールナットのバターケースはシックで大人の雰囲気があります。